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2013年11月08日  お知らせ 鉛を使用しない環境配慮型のエックス線防護シートを開発

鉛を使用しない環境配慮型のエックス線防護シートを開発

 

~環境への対応と機能性の両立を実現~

鉛を使用しない環境配慮型のエックス線防護シートを開発

 サカイオーベックス株式会社(本社:福井市、社長:松木伸太郎)とクラレトレーディング株式会社(本社:大阪市北区、社長:片岡史朗)は、このたび、鉛を使用しない「エックス線防護シート」を共同で開発し、12月から医療機器メーカー、病院などに向けて販売を開始します。

 

1.開発の背景

  放射線診断装置などから漏れるエックス線を遮蔽し、医療従事者(医師、技師、看護師)の被曝を低減するエックス線防護シートは、一定の柔軟性が要求されるため、一般的には鉛粉末を混和したゴム素材が使用されている。

(防護シートの形態:エックス線撮影台の下部に装着するカーテンタイプ、医療従事者が身に着けるエプロンタイプなど)

  現在、REACH(欧州化学品規制)など環境影響懸念物質に対する規制が強化されており、鉛を使用しない防護シートに対するニーズが強まっている。

  こうした状況下、ビスマス系化合物の粒径の選定や調整を行い、均等かつ高密度に粉末を練り込む技術を確立した。 これにより、1枚のシートに機能性を集結した鉛を使用しない新しいタイプの防護シートを開発した。

 

2.製品の特長

  ベース材のシリコーン樹脂に「ビスマス系化合物」粉末を練りこむことにより、従来の鉛含有のゴム素材と同等のエックス線遮蔽効果を有する。 ※「ビスマス(bismuth、元素番号83)」

  シリコーン樹脂の選定により、シートに柔軟性があり、裁断など加工性に優れている。

  3層一体構造で遮蔽性能に加え、着色が可能で丈夫である。(表面層:着色層、中間層:遮蔽層、裏面層:補強層)

  防汚性能があり、汚れを容易に除去することができる。

  防炎性を有する。(JIS L 1091 合格)

  鉛当量0.1mmPb0.5mmPb範囲でシートの供給が可能である。

(病院のエックス線室で使用されている防護衣の鉛当量は0.25mmPb0.35mmPbが主流である。)

*鉛当量・・・エックス線の遮蔽能力を鉛の厚さに換算して表す場合に鉛当量(mmPb)と表現する。

    

          エックス線防護シート             医療用エックス線防護カーテン(例)

 

本製品は、製造段階から廃棄処分に至るまで、環境にやさしい素材として社会の要請に応え得るものと期待しております。今後は医療関係だけでなく、非破壊検査、空港、原子力施設などのエックス線関連の機関において使用される製品に向けても展開してまいります。

 

3.販売ルート

 

 

4.売上目標

初年度:3,000万円、3年後:1億円


 参考資料


■製品仕様0.35mmPbの例)             ■製品の概略構造

100cm

厚さ

1.6mm

重量

6700g/

 

 

 

 

 

■製品比較表

 

本製品

(参考)鉛含有ゴムシート

エックス線遮蔽性能

0.1mmPb0.5mmPb 1シート

0.1mmPb0.5mmPb シート組合せ

形態

1枚もの(3層構造)

3枚もの(単独シートの積層)

比重

4.36g/

3.87g/

 

 

 

■会社概要

サカイオーベックス株式会社(製造元)

本社

福井市花堂中2-15-1

代表者

代表取締役社長 松木伸太郎

資本金

465,504万円

設立

193410

事業内容

各種繊維品の染色加工、アパレル・テキスタイル、医療資材、水産資材製品などの製造・販売

 

クラレトレーディング株式会社(販売元)

本社

大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー

代表者

代表取締役社長 片岡史朗

資本金

22億円(クラレ100%出資)

設立

196110

事業内容

化学品・化成品・繊維資材・繊維製品などの製造・販売および輸出入


 
以上


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